いつか手の爪を爪切りで切ってみたい人の独り言

オタクで根暗で引きこもりな人が徒然なるままに呟いています。

おっさんずラブロス

 最終回から一週間。

 今夜の放送がない事が、こんなにも悲しい。

 ツイッターで見つけたエア8話。お気に入りネタは、「上海プロジェクトのスタッフとして、綾野剛が参戦」。

 そうそう、クレオパトラな女たちの黒崎くんは素敵だった。

 高校の同級生であるミネタにずっと恋をしていて、ミネタを自宅に住まわせてあげていた黒崎くん。ミネタの事を思って、夜中に静かに泣いていた黒崎くん。ミネタのためにご飯を作って、優しく接していた黒崎くん。ミネタと一緒に、趣味の工場鑑賞をして思い出作りをした黒崎くん。

 あの頃の私は、そんな黒崎くん演じる綾野剛にハマっていた。残念ながら、あのドラマは打ち切りになってしまったけれど。

 

 おっさんずラブ

 ネットニュースで何となく気になっていたけれど、一気に見たら一気にハマった。

 6話後は、ふと思い出しては「牧くん…切ない…」とうるっとしていた。最終回までの一週間は、牧くんの事を思うと辛くて辛くて、どうしようもなかった。

 ドラマの中の話なのに!!!!

 そして7話。

 終わってしまって淋しい、というより、牧くんが幸せになってくれた事がとても嬉しかった。正直なところ、今まで出席したどの結婚式よりも、牧くんと春田の結婚が嬉しかったんじゃなかろうか。心の底から、おめでとう、お幸せに、と思った。もし式に呼ばれるなら、ご祝儀だって今までにないくらいに弾みたいし、着ていく訪問着を仕立てにいかねば位の気持ちがあった。よくわかんないけど。

 ドラマの中の話なのに!!!!!!!!!

 健気で可愛くて、誰よりもその幸せを願いたくなるキャラは、私の中ではPSYCHO‐PASSのギノちゃん以来だ。

 

 牧春でも春牧でもどっちでもいいよ。

 牧くんが幸せなら。

 でもちょっと、マサムネと過ごした頃の思い出みたいなのも、見てみたい。社会人としての心得みたいなのは、マサムネに教えてもらったのかなぁ、とか考える。ネクタイの締め方、スーツの着方、靴の選び方、とか。社会人としても大先輩で優秀で、かっこよくて、大人なマサムネから、牧くんが教わった事がたくさんあるんだろうな。彼らの空気はとてもアダルティだった。絶対に18禁だと思った。ドライブデートで植物を見に行って、夜はモデルルームみたいなマサムネのマンションのリビングでいちゃいちゃしながらフランス映画とか観てたんだろ君たち。マサムネはほろ酔いで、フランス語で愛を囁いてみたりなんかしちゃったりして。風呂上りはバスローブで、炭酸水飲んだりするんじゃないだろうか。…本で読んだ事あるよ、そういうの。武牧は、夜景がよく似合う気がする。「しっとり」とか「ひそひそ」とか、そういう感じの形容詞とか。

 わあああああ、武牧にカンパーイ!!!!!!!!!

 春田との暮らしを無理やり終わらせた後、牧くんが過ごした一年間も、とても気になる。マサムネにすがってしまった事も…あったんだろうか。

 

 それに比べると。

 牧春は「にこにこ」「からっと」「すっきり」みたいな形容詞に思う。

 二人のデートは、お日様の下が似合う。昼間から一緒に買い物行ったり、水族館行ったり、海を見ながらアイス食べたりしていてほしい。そして、暗くなる前には帰宅して、一緒に家で晩ご飯を食べて、ゲームをする。負けた方が、コンビニに行っておやつを買ってくる、みたいな。お風呂上りに飲むものは、炭酸は炭酸でもサイダーとか。

 全年齢対象な感じでも、全然かまわない。

 牧くんと春田が幸せなら。

 本気で笑って、泣いて、ケンカして。表情豊かな感じで、肩の力を抜いて二人が自然に暮らしていたらいい。「りょーた」「そーいち」ってなかなか名前で呼べなくても。私は春田の「まきぃ」「まきまきまきまき!」とか好きだから。「りょお」みたいなのも聞いてみたいような気もするけど。二人が幸せならなんでもいい。

 ドラマの中の話なのに。

 牧春にカンパーイ!!!!!!!!!!!!!!

 末永くお幸せに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 最近はスキマスイッチの何の曲聞いても、ぐっとくるし。

 ゼリーあんまり好きじゃないけど、みかんゼリーを買って食べてる。先週の一緒放送の前にスーパーに行って、唐揚げとみかんゼリーをかごに入れてうろうろしていたら、みかんゼリーを大量にかごに入れていた人と目が合った。

 寝ても覚めても、おっさんずラブの事を考えてしまうし。

 おっさんずラブを知る前の自分が、何を考えながら過ごしていたのかもよく分からなくなっているし。

 脳みそのほとんどを、おっさんずラブが占めているんだけど。

 なんだこれ、どうしたらいい。

 ………スピンオフ、待ってます。